投資にオススメの本ってなんでしょう~!!
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今回は本のご紹介です!超有名な投資本『ウォール街のランダム・ウォーカー』の第12版について書いていきます!
かなり有名なので読んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
このような方にオススメの記事です。
- 投資に興味がある方
- 投資の勉強したい方
- 投資を始めたばかりの方
では本題へ!
いつの時代にもある「バブル」という魔物
投資において知っておかなければならないことは、人間は間違った判断をしてしまうということです。
日本で有名なバブルは、地価高騰によって株価が急上昇してしまった1980年から1990年代におけるバブルです。
非常に有名な話ですが、当時日本の3分の1を売却するとアメリカ全土が買えてしまうほど、地価が向上してしまいました。
バブルは実際の価値以上の価格がついてしまっているので、価格は適正なものまで下がってしまいます。
【悲報】バブルは繰り返される…
なんと、一番古い時代のバブルは17世紀のオランダにおけるチューリップバブルです。(写真はバラですね…)
しかし、バブルはバブル。いつかは価格が下がってしまいます。そうして失業してしまう人が多く出てしまいました。
この話における教訓は、
投資に見せかけられた投機(ギャンブル)
バブルの恐ろしさに加えて、本書では、投資のように見える投機(ギャンブル)についても言及されています。
具体例をあげると
1960年代におけるトロニクスブームです。具体的には、~トロニクスという名のついた会社の株価が急上昇したのです。
実際には、お菓子会社であってもトロニクスをつけるだけで株価が上昇してしまい、株価がバブルのような値を示すようになってしまいました。
会社の実際の価値以上の株価がついてしまうため、トロニクスブームは株式投資といえども、値上がり益(キャピタルゲイン)を目的とした投資に似た投機となってしまったのです。もはや、投資とは言えないですね…
(参考)【仮想通貨はギャンブル!?】投資とギャンブルの違いを徹底解説!
↑ 投資と投機(ギャンブル)の違いについては、こちらの記事で詳しく書いてます!
上記の例のように投資だと思っていても、リスクの高い投機も含まれています。
周りの人が一気に利益を上げていることに嫉妬し、その波に乗ろうとすることはとても危険なのです。
関連して、仮想通貨と投資を比較した記事がコチラです!
(参考)【仮想通貨は投資と言えるのか】あくまで個人の感想ですが、投資ではないと思います!
テクニカル分析における疑問点
投資ではテクニカル分析という分析方法があります。
テクニカル分析とは、チャートと呼ばれる過去の株価記録を分析して投資を行うものです。また、テクニカル分析を行う投資家をチャーティストと呼びます。
筆者はテクニカル分析の力を基本的に信じてはいませんでした。理由はというと、チャートが良いものだったとしてもそれは過去の記録でしかありません。
ただし、筆者は一定の相関があることは認めています。しかし、それは短期的なもので長期的な予想ではほとんど無意味という結論を出しています。
(参考)テクニカル分析とは?
ファンダメンタルズ分析にも疑問点
テクニカル分析の他に、ファンダメンタルズ分析という有名な分析方法もあります。
ファンダメンタルズ分析とは、現在の株価が企業の価値を反映できているかどうかを計算し、現在の株価が企業の価値よりも低くなっている場合、投資するというものです。
なぜかというと、株価変動は現在の企業価値を迅速に反映しているため、企業の価値より株価が低いとしても、未来の株価に影響が及ばないからです。
テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析双方に言えることですが、どちらも分析結果に疑問が残るのは、未来の株価がランダムウォーク(ランダムに見える動き)をするため、株価予想できないためです。
(参考)ランダムウォークとは?
また、どちらの分析方法を用いても、バイ・アンド・ホールド戦略と呼ばれる簡単な投資結果と有意に差がないどころか、負けていることすらあるからです。
バイ・アンド・ホールド戦略とは、取得した有価証券などを短期間では売却せずに、長期間保有し続け、短期の値動きではなく、長期的なリターンを狙う投資手法(長期での買い持ち戦略)のことをいいます。
(参考)バイ・アンド・ホールドとは?
では、どうすれば安定したリターンを得られる投資ができるのかというと、
時価総額加重のインデックスファンドがベスト
結論、時価総額加重型のインデックスファンドがベストであると筆者は語っています。
時価総額加重型のインデックスファンドとは、時価総額に連動したインデックスファンドのことです。
株価平均(日経平均株価やダウ平均のこと)と呼ばれる、1単位あたりの株価の平均を示す指数とは異なり、TOPIXやS&P500指数に代表されるような株価×発行数の平均で表されているのが、時価総額平均です。
(参考)インデックスファンドとは?
筆者によると、時価総額加重のインデックスファンドを購入することにより、取引回数を減少させられることによって手数料の合計が下がります。
また、市場の成長と同じ額の株価上昇が見込めるので安定的なリターンが得られるということです。
資産運用プランについて
投資方法だけではなく資産運用のコツについても本書では述べられています。
保険や年金の活用方法から、節税対策のコツなど、アメリカでの具体的な運用方法メインではありますが、述べられています。
ただ、投資において1番重要になるのが、資金を用意することです。つまり毎月の節約、貯金が重要になるのです。
もし、毎月2万円を30年、5%のリターンで運用できれば1665万円貯めることができます。
1600万円もあれば老後の資金には十分だと思います。しかし、毎月5000円だと30年でも416万円にしかなりません。
ただ、貯金では半額以下にしかならないので、積立投資することが大事なことがわかります!投資法に関してはこれらの記事を参照してください!
(参考)【初心者オススメ】投資法とは?大学生がわかりやすく解説!!
最後に
僕が『ウォール街のランダム・ウォーカー』を通して学んだことの1つに、
投資で成功するには、どういうファンドに異様に惹かれてしまうかなど、自分の心理的クセ(バイアス)を理解しておく必要がある
と思いました。
そして、一見、多額のリターンが得られるような投資話には耳を傾けずに、毎月コツコツ積立投資することが大事です。
しかし、株式投資ひいては投資について学ぶことができ面白かったです!
本当に学びが多い本なので、ぜひ御覧ください!